写真の主役は子供であることを忘れずに
撮影は午前中を予約するべき
撮影時間は子供からすると知らない場所、知らない大人に囲まれて全員から注目を浴び続けることになります。それが苦痛でないお子さんであれば構いませんが。恥ずかしがりやのお子さんや小さなお子さんであれば人見知りをされる方が多いため撮影時間はなるべく短くなるように親側が考えるべきでしょう。
さらに、親側からするとせっかくなら何着も衣装変更させたいと願うご両親が多いため、時間もかかり、子供からすると撮影にも時間がかかるのにその後の写真選びやアルバム選びにも待ち時間が発生するのです。
一歳児や二歳児であればお昼寝があるお子さんが殆どでしょうし、午前中の撮影がお勧めです。
それでもお昼過ぎまで撮影や写真選びまで2~3時間かかるかたが一般的に多いためお宮参りの撮影の赤ちゃんであればミルクの時間や授乳の時間までも考慮する必要があります。
さらにミルクを飲んだ後の赤ちゃんはご機嫌にはなるものの、睡魔が襲ってくるため眠くて愚図る可能性さえあります。
そのためにもなるべく撮影時間は短時間にすることが一番です。
土日の午前中は多くの撮影者で込み合うため基本的には予約制となる写真館が殆どでしょう。
前もって写真館には電話し、撮影日時や時間等予約しておく必要があります。
撮影日前に下見を
撮影日は予約されることをお勧め致しましたが、前もって予約した写真館に実際下見に行っておくことをお勧めいたします。車で来店するならば駐車場はあるのか、ベビーカーで店内に入れるのか、さらには当日撮影する衣装選びもさせてもらえる場所であればしておいたほうが良いでしょう。
撮影されるお子さんの年齢が0歳や1歳児であれば子供は親が似あう等おだてれば試着まではスムーズに進むことが多いですが、3歳児以上にでもなれば自分の意志が出てくるので、時に親の勧めた衣装よりも自分ではこっちがいい!と意思表示を示してくるからです。そこで親が折れることができるなら構いませんが、ご兄弟で一緒の衣装を着せたい、親の選んだ衣装を着せたい等の希望があるならばぜひ事前に衣装選びが可能かどうかの確認をするほうが良いでしょう。
また、土日の午前中は多くの撮影者がいるため衣装選び等の下見は平日を選ぶのは一般的です。
衣装選びをしていたとしても、当日になって気分が変わって着てくれない。なんてこともあると思います。相手はあくまでも子供。それは仕方がないことです。
そんな時は怒ったりせずに撮影が終わったらレストランにいこうね、公園で遊ぼうね、等少し先の楽しいと子供が感じる話をしリラックスして楽しい雰囲気を作ってあげましょう。決してその場で「せっかく下見までしたのに」等怒ったり無理やり着せることはお勧めできません。たとえ無理やり親の希望する衣装を着せることに成功しても、その後の撮影でお子さんが不機嫌な顔になってしまっては本末転倒だからです。
子供自身は写真なんて撮りたいと思っていないのです。知らない大人に囲まれて衣装替えをされ拘束させられるだけでストレスに感じているはずです。将来の子供のために!と頑張りすぎる親御さんは多いのですが子供が機嫌を悪くしてしまえば撮影どころではなくなるのです。
さらに、主役のお子さんにご兄弟がいるご家庭であればさらに考える必要があるでしょう。親は主役のお子さんに集中し、ご兄弟のことはある一定時間放置しがちになるからです。
私も我が子との家族写真で写真館を訪れた時に、他のブースで撮影しているご家族のお子さんが「早く帰ろ~!」と愚図っていた光景を何度も目にしました。それほど子供は時間や場所を拘束されることを嫌うので
待ち時間があることも忘れなく
待ち時間削減のために予約することは必須ですが、当日それでも待ち時間は発生するもの。その待ち時間にお子さんが愚図らないようにするためにも何かオモチャを持参することをお勧め致します。この場合お子さんのお気に入りのオモチャを持参しても構いませんが、新しく買ってからまだお子さんに見せてない新規のオモチャの方が有効的でしょう。
写真を撮ってから
一人目の子供の写真を撮ってからイベントごとに写真館へ写真を撮りにいく習慣ができました。
写真館での写真はアルバムを作成しデータも購入可能なため自宅で年賀状や写真にプリントアウトしフォトグックを作成し両方の祖父母にプレゼントすることも可能です。写真は見返すと一瞬なりともとの場に戻ったような気持ちになり会話が弾みます。それはきっとご両親だけでなく、お孫さんにあたるお爺ちゃん、お祖母ちゃんからするとさらにそう感じられるでしょう。
毎年写真館で家族写真を撮影するご家庭もあるほど写真は人の心に思い出という素敵な幸せをつくるでしょう。
子供からしても今はまだ分からなくても大きく成長した後に見返した時に必ず親に感謝の気持ちが目替え幸せな気持ちにさせてくれるでしょう。
写真館での写真、それは日常にスマートフォンで撮影する写真とは違う非日常ですが特別なエピソードづくりと家族にとって特別な一日になるでしょう。そんな特別感はきっと小さなお子さんにも伝わるはずです。そのためにも撮影当日までに入念な準備をしておくことこそが当日スムーズで家族が笑顔で撮影するための秘訣なのです